2016年1月22日金曜日

NHK クローズアップ現代 「終末期沈静」

2016年1月19日にNHK クローズアップ現代で放送された終末期沈静(セデーション)のお話し。
痛みに苦しむがん末期の患者の取り得る最終的な治療手段として終末期沈静を取り上げ、特に患者を見送る側の視点でこの治療に対する葛藤を語っています。

“最期のとき”をどう決める~“終末期鎮静”めぐる葛藤
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3755.html
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3755_all.html (全文テキスト)

あらゆる治療手段を尽くしても患者の苦痛を取り除く方法が終末期沈静以外にないのであれば選択する他ないかもしれませんが、それは現時点での医学の敗北なのかもしれません。

患者自身が自らの死を決断し、そのための行為を患者自身が実行できる事、患者にそれが許されるなら自己の尊厳死を実現し、また周囲の方々の葛藤を多少なりとも軽減してくれるかもしれません。

もちろん世界中を見回してもまだ回答がある課題ではありません。こうした考えをいち早く取り入れた存在としてスイスにディグニタスという自殺幇助する団体がありますが、だからと言って国家としてスイスが自殺幇助を認めているという訳でもなく、スイスの地元でもディグニタスの受け入れ自体に反対があるようです。

毎日を痛みに苦悶しつつ過ごしている一患者としても、これは将来直面するであろう自らの課題であったりします。実際、病によりひどく苦しんでいる際には、静かに、安らかに過ごす事はできないのか、苦しんで過ごす事しか許されないのかと願うのですが、そうした時にはただ安らかである事を願い、生死は問題にしていないように思います。




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